タッチパネル式操作表示器について
1 タッチパネル操作表示器とは?
2 使いかた
3 内部構造
4 何がよいのか?
5 問題点
1 タッチパネル操作表示器とは?
表示される画面を指先で触ると、画面表示に応じた信号を発生します。
デーパートの売場案内
「これ」「あれ」というふうに、知りたい項目を指で差し示すだけで、詳しい説明が表
示される。冷蔵庫が欲しければ、「電気製品」という項目を指差す。すると「電化製品売
場は、4階です。」と表示される。「4階へは、エスカレータが便利です。」「本日の売
り出し品」と、あれこれ親切な説明が次々に表示される。
ゲームセンターのコンピュータ占い
次々に表示される質問に、「イエス」か「ノー」、あるいは、表示される絵柄を触るだ
けで運勢などが占える。結果に合わせてかわいいアニメーションまで表示される。
(もしこれらの装置が、「あなたの誕生日に、ダイヤルその他のスイッチをセットし、
実行ボタンを押しなさい。10以上の数字が出れば、あなたは幸運です。」というような操作方法なら、
ゲーム・マシーンにはならない。)
(ゲーム・マシーンにできる簡単操作が、工場内の機械装置できないだろうか?)
(なんとかクランプ開閉、というボタンスイッチがあってそれらしいエアシリンダ弁が20個ぐらいついていたら。)
機械装置の簡単操作
(操作盤は、機械装置の顔です。)
・タッチパネル式操作表示器を操作盤に取付けると、機械装置が変わる。
・機械の簡単な絵柄や、動作やしくみの説明を表示したりするとわかりやすい。
・操作時の注意事項を表示するようにすれば、操作ミスを防止できる。
(「はじめて使う人にやさしい機械装置」をめざす。)
2 使いかた
画面データの作成
- パソコンを使って画面の作成を行います。
- その画面の作成方法は、ワープロで文章を書くようにできる。
- 作った画面データを、操作表示器のデータに変換します。
- ROMに書き込んだり、パソコンを直接つなぎ、操作表示器本体に画面データを書き込む。
- 操作表示器本体で画面を作成できるものもあります。
シーケンサとの接続
- 接続するPLC(シーケンサ)のタイプによって、インターフェースを選択します。
- インターフェースのタイプは、RS−232CやRS−422などがある。
- RS−232CやRS−422では、PLC(シーケンサ)にインターフェース・ユニットを装着し、
通信速度や、通信に使用するコード、プロトコルなどを設定します。
- 通信速度を上げるためや、接続の簡易性のために専用インターフェースを使用したものもあります。
内部構造:ディスプレイ装置とマイクロ・コンピュータ
- タッチパネル操作表示器は、コンピュータです。
- プログラムされた画像データをディスプレイ装置に忠実に再生します。
- 指で押された座標と、表示画面の座標を計算し、プログラムされた信号を出力します。
(使われているCPUはファミコンと同じです。)
(同じCPUは、パソコンにも使われている。)
(少し前までこのような表示装置のデータは、1ドットづつビットデータで指定し作っていました。
現在は、パソコンで出来ることは、すべて可能です。ただし内部的に可能であって操作表示器の機能としては、用意されていない。)
- 透明なスイッチ:格子状に配置された透明な電極で、指で押された座標を検出します。
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4コマまんがのような人生。
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