設定データのコピーと装置初期化の方法

 


 

オペレーション・インターフェース・パネルコンピューター

  設定データのコピーと装置初期化の方法

基本操作法

  F1からF8キーを押し、各機能を選択します。戻る場合は、F8(EXIT)キーを押す。 現在の状態を中止する場合は、ESCキーを押す。 操作を間違えたときは、ESCキーまたはF8キーを押し、操作をやり直すことが出来る。 間違えても壊れることはない。ただし入力パラメータを間違えたまま操業してはならない。

  ファイル名は、8文字までの英数字とピリオド以下3文字の拡張子からなる。 設定データファイルには、拡張子で分けられる以下の種類がある。

  • ****.PAR レシピファイル。溶解プロセスの設定値を記録したファイル。
  • ****.CRU モールドデータを記録したファイル。
  • MELT.LOG 前回の溶解時の状態を記録したファイル。
  • WIN.INI システムファイル。溶融制御装置ソフトウェアの設定を記録したファイル。

設定データのフロッピーディスクへのコピー

  溶解パターンなど設定データは、OIP内のハードディスク装置に記録される。 OIP内のハードディスク容量は1000MBあり、 レシピファイルを30000から40000パターンを登録できる。 通常は問題ないが、非常時のために重要な設定データをフロッピーディスク等にコピーしておく必要がある。

  以下の操作は操業終了後に行います。 操業中に行ってはならない。(フロッピーディスクのフォーマット操作は、制御ソフトウェアを一時的に停止させます。)

設定データファイルのコピー

  • 1)F7キーを押し、スーパーバイザー・モードに入る。パスワードを入力します。
  • 2)F4キーを押し、プロファイル・ハンドリングを選択します。
  • 3)F4キーを押し、ファイル・ハンドリングを選択します。
  • 4)F5キーを押し、コピー/デリートを選択します。ファイルの一覧が表示される。
  • 5)矢印キーかトラックボールを使って、コピーしたいファイルを反転表示させます。
  • 6)ALTキーとFキーを同時に押すかトラックボールを使ってプルダウンメニューを開く。
  • 7)矢印キーかトラックボールを使ってコピー機能を反転表示させRETURNキーを押す。
  • 8)コピー先を指定します。3.5"フロッピーディスクならA:を入力しRETURNキーを押す。
  • 9)ドライブA:が正常ならば、コピー終了後、4のファイル一覧状態となる。

4から9の操作をくり返し、必要なファイルをコピーします。PC98とIBM−PC/ATコンパチブルマシンとでは、フロッピーのフォーマットが違う。未フォーマットのフロッピーディスクは、フォーマットする必要がある。

フロッピーディスクのフォーマット

  • 1)F7キーを押し、スーパーバイザーモードに入る。パスワードを入力します。
  • 2)F4キーを押し、プロファイル・ハンドリングを選択します。
  • 3)F4キーを押し、ファイル・ハンドリングを選択します。
  • 4)F5キーを押し、コピー/デリートを選択します。ファイルの一覧が表示される。
  • 5)ALTキーとSキーを同時に押すかトラックボールを使ってプルダウンメニューを開く。
  • 6)矢印キーかトラックボールを使ってフォーマット機能を選択しRETURNキーを押す。
  • 7)トラックボールを使ってドライブ(A=3.5",B=5.25")を選択しRETURNキーを押す。
  • 8)選択したAまたはBのドライブが正常であれば、4のファイル一覧状態となる。

装置初期化と制御ソフトウェアのインストール

  一般的にハードディスク装置は、完全なものではではない。 長期間使用しているとハードディスクエラーが多発するようになる。 データファイルにエラーが発生するだけなら、データファイル名を変更すれば使用可能であるが、 溶融制御装置ソフトウェアのシステムファイルにエラーが発生した場合、最悪の場合はOIPが起動しなくなったりします。 装置初期化を行えば、ハードディスク装置の異常部分をスキップするのでディスクエラーなく使えるようになることが多い。 制御ソフトウェアは、7枚のディスク(1枚のブートディスクと6枚のバックアップディスク)で構成される。 制御ソフトウェアをインストールすれば、インストールプログラムが、自動的にOIP内のハードディスク装置の初期化を行います。

装置初期化と制御ソフトウェアのインストール

  • 1)制御ソフトウェアの"Boot-Disk"をドライブAにセットします。
  • 2)OIP本体のリセットボタン(赤)を押し、OIPをリセットします。
  • 3)メッセージに従いキーボードを押すとハードディスク装置の初期化が行われる。
  • 4)メッセージに従い"Backup"ディスク#1から#6を順次入れ替える。
  • 5)最後に"Boot-Disk"を再びセットします。
  • 6)インストールプログラムが終了したらフロッピーディスクを抜き取りリセットします。

  すべてが正常であれば、通常の主オペレータ画面が表示される。もしそうでなければ、OIP本体かディスク装置の故障です。

設定データのハードディスクへのコピー

  装置初期化と制御ソフトウェアのインストールを行った後には、 溶解パターンなど設定データは、OIP内のハードディスク装置には無い。 操業時に必要な設定データをフロッピーディスクからハードディスクへコピーしておく必要がある。

設定データファイルのコピー

  • 1)F7キーを押し、スーパーバイザーモードに入る。パスワードを入力します。
  • 2)F4キーを押し、プロファイル・ハンドリングを選択します。
  • 3)F4キーを押し、ファイル・ハンドリングを選択します。
  • 4)F5キーを押し、コピー/デリートを選択します。ファイルの一覧が表示される。
  • 5)トラックボールを使ってデータの入ったフロッピーディスクドライブを選択します。
  • 6)矢印キーかトラックボールを使って、コピーしたいファイルを反転表示させます。
  • 7)ALTキーとFキーを同時に押すかトラックボールを使ってプルダウンメニューを開く。
  • 8)矢印キーかトラックボールを使ってコピー機能を反転表示させRETURNキーを押す。
  • 9)コピー先を指定します。ハードディスクならC:を入力しRETURNキーを押す。

コピー終了後、4のファイル一覧状態となる。4から9をくり返し、必要なファイルをコピーします。

 

 




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