すごい高性能と言っていたのはつい数年前

  電子レンジはマイクロ波を使って食品を加熱します。 1マイクロ秒は1/1000000秒の時間のことでマイクロ波はその波長が 1マイクロメートルということです。。。よくわからない。 CPU性能はマイクロ秒単位で処理する性能のことです。 電子レンジのマイクロ波とおなじ周波数です。



CPUの処理速度

  CPUの処理速度をあらわす単位として、「MIPS」がありました。 これは、米国DEC社のVAX11という40年ぐらい前のコンピュータを1として、 その何倍の処理能力かをあらわします。 設計部にあったパソコンは、ほぼ1MIPS、PC98は、3MIPSらしい。 当時新型のPC98で20MIPS程度、CADに使っているSunは、27MIPSでした。 当時話題の高性能低価格パソコンに使用されている、米国Intel社の486CPUで、20から30MIPSの処理能力を持ちます。 当時のSunのワークステーションに使用されている、SPARCチップと呼ばれるCPUは、50から80MIPSでした。 その年の年末に発売された米国DEC社のワークステーションに搭載したR4000/4400CPUは、100MIPSを超えています。 その次の年の5月には、米国Intel社の最新CPUであるPentiumを搭載したパソコンが登場しました。 Pentiumもまた100MIPSを超える処理能力を持っていました。

 

  ちょっとした産業機械制御プログラムの 総ステップ数は1000〜10000ステップぐらい。 1命令ステップを0.1〜1マイクロ秒以内で実行できれば ちょっとした制御装置として十分実用になります。

機械制御に必要なCPU性能

 一般的なロジック制御に必要な時間は1〜10ミリ秒です。 CPU性能を考慮してCPUを選定するとき、 制御対象すべてに 10ミリ秒以内に演算結果を出すよう設計します。 10ミリ秒以内に制御できればふつうの機械制御が可能です。

制御装置として十分なCPU性能

  設計上の処理時間はスキャンタイムといいます。 総ステップ数は1000〜10000ステップぐらい。 1命令ステップを0.1〜1マイクロ秒以内で実行できれば、 1スキャン10ミリ秒になり、制御装置として十分実用になると考えます。

組込み制御用のCPU性能

  組込み制御用に使われるCPU性能CPUクロックは10〜50MHzで動作します。 1命令の実行時間は0.02〜0.1マイクロ秒となり10命令ほど組合わせた多少複雑な 演算処理でも1マイクロ秒となります。

制御CPUはマイクロコントローラー

  CPU性能のマイクロコントローラーが200〜800円ぐらいで売られています。 3〜5万円ぐらいの制御コントローラーはこのようなCPUを使っているのでしょうか。

パソコンのCPU性能

  パソコンのCPU性能CPUクロックは800MHzとか1GHzなんていっています。 1命令の実行時間は0.00125マイクロ秒、1ナノ秒になります。 ドスブイが国民機PC98とCPU性能競争していた頃は、i486DX2-100MHzなんて、 すごい高性能と言っていたのはつい数年前?10年前?10数年まえ?

複雑なデーター処理も

  機械の制御も高度に自動化された複雑なデーター処理も、 本来なら上位計算機で行っていた情報管理も、みーんな含めてパソコンで できてしまう。実際にそのようなシステムは何年か前からありますが、 最近はさらに現実に「使えるシステム」となりそうな気がします。



一人で戦って生きるより、心許す仲間に囲まれて生きる方が強くなれる。

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